子どもとの接し方

不機嫌な子どもの対処法

自分の感情をコントロールするのが上手な子どもは多くありません。
嫌なことがあったり思い通りにいかないと、気持ちを整理することが出来ずに周りにぶつけてしまうことがほとんどではないでしょうか。

そんな不安定な子ども達に対して大人はどう対応していけばよいのか気になりますよね。
こちらでは皆さんの助けとなる対応例をご紹介します。

暴言を吐く

初めての人や慣れてない人に暴言を吐いてしまう例です。

恥ずかしさや打ち解けたい気持ちを上手に表現できないもどかしさなどが荒々しい言葉として出てしまい、上手く関わることができません。
虚勢を張ったり強気な態度に出てしまうのは、怖がっている自分を隠そうと防御している状態といえます。

暴言はしっかり良くない事だと伝えたうえで、普段から意識的に認めてあげるようにしてみましょう。

人から認められた経験が少ないと、他者を認めることが出来ません。
「よく頑張っているね」「上手だね」「出来るようになったね」など、
普段から子どもを認める言葉をたくさんかけてあげる事で自己肯定感に繋がります。
自分が認められた経験ができて初めて、他者を認められる余裕が生まれるのです。

拗ねる、いつまでも泣く

注意されたり、嫌なことが起きたり、思い通りにいかないとすぐ拗ねてしまい、機嫌が治らない。
一回泣き始めると気持ちが沈んだままで泣き続けてしまう。
子どもにはよくあるパターンですよね。

気持ちの切り替えが出来ないのは、立ち直る力が弱いから。
負けて悔しいからもう一回!と言える子は立ち直る力が強い子ですが、最初からそうなれる子は多くありません。
ゲームやじゃんけんなどの勝敗がはっきりする遊びのなかで、勝ち負けを繰り返し経験して思い通りにいかないこともあると学びます。
4,5歳頃からは集団での遊びも増え、同時に思い通りにいかない経験も積み上げられていくでしょう。

いつまでも不機嫌を引きずってしまう時は、区切りをつけるために「もう泣くのはおしまい」「はい、拗ねるの終わり」とわかりやすい言葉で声をかけてあげましょう。
心理学ではこれを[ストップ法]と言います。

気分転換のためには違うものに興味を向かせることも有効です。
ストップ法で不機嫌は終わりの声かけをしてあげる⇒他の楽しいことに気付かせてあげる
この合わせ技は、気持ちの切り替えにとても効果があるのでぜひ試してみて下さいね。


子ども達は立ち直るまでが大変な時もありますが、先ほどの不機嫌が嘘のように遊べる切り替えの達人です。
親が焦って子どもの機嫌を直そうとしても不機嫌なままの時もあるでしょうが、その時は子どもとはいえ1人の人間なんだ、そんな時もあるよね。と、そっとしておく選択肢も頭に入れておきましょう。

無視をする

注意する場合などに多いですが、無視してきたり目をそらしたり反応が返ってこない例です。

親も聞こえているのかがわからないので何回も同じことを言ったり目を逸らされたり、ないがしろな態度にイライラしてきてしまいますよね。
きっとこれでは建設的な話し合いは出来ず、怒りに任せた注意になりがちです。

そうなる前に一度立ち止まり、子ども目線になって考えてみるといいかもしれません。

  • 思っていることがあるけど、言いにくい。なんて言ったらいいかわからない
  • 状況や内容に納得できないことがある
  • 気持ちを整理していて上手く話せない

怒らせようと意図して無視している訳ではなく、なにかの理由にたいしての反抗が無視になってしまっているのでしょう。
だからといって、無視という表現はどの場面においても褒められることではありません。
まずは「言葉で伝えないとわからないよ」と話すことを促しましょう。

それでも態度が変わらない場合煽るように言葉を重ねてしまいがちですが、そんな時はクールダウンの時間を設けてみてください。
「話せるようになったら教えてね」と一言添えてからその場から離れましょう。
そして少し時間をあけて声をかけます。

無視をしてもいいんだ、という状況を作り出さないよう毅然とした態度で接しましょう。

「疲れた」「文句ばかり言う

親の用事でのおでかけや気乗りしない行事への参加時などに、「疲れた」「暑い」「帰りたい」と不平不満をもらす例です。

結論を言えば「かまってほしい、自分を見てほしい」という気持ちの表れだと考えていいでしょう。
大人だけで会話が盛り上がっていたり、自分には関係のない会だったりすると退屈に感じるのも無理はありません。
ですが不平不満を漏らすことでのコミュニケーションを覚えてしまっては、今後の人間関係にも影響が出そうですよね。

まずは子どもの気持ちに共感し、ポジティブな言葉をかけてみましょう。
「疲れたよね、付き合ってくれてありがとう」「よく頑張っているね」「我慢できるなんてお兄さんだね、助かるな」など肯定的な言葉に変換することで、認めてくれた感覚や見てくれている安心感がつわります。

日常的に不平不満が多い子どもには、ポジティブな言葉に言い直してあげることで子どもの中のポジティブワードが増えるはずです。
「もう疲れた~帰りたい」⇒「頑張って歩いたから休憩したい?」
など、言葉を少し変えるだけでも前向きな気持ちでうけとれますよね。
最初は難しいかもしれませんが、言葉を変えると自分も周りも気持ちがいいと気付くチャンスを与えてあげましょう。

思い通りにいかないと暴れる

思い通りにいかないと物を投げたり、親を叩いたり、攻撃的な行動に出てしまう例です。

スーパーのお菓子コーナーで1回は見たことのある、子どもがお菓子を買ってほしくて床で転がっていたりするあの風景もこれに近いように思います。
幼い子供は自分中心で物事を判断しているため、思い通りにいかないことが許せません。

先ほどのスーパーでの例ですが、泣き喚いて、物に当たったり、人を困らせる行動をしたとします。
そこで親がうるさいからとお菓子を買ってあげると「困らせれば自分の要求は通るんだ」と、この一連の流れを繰り返す原因に繋がります。
回数が続けば、良いことでも悪いことでも習慣になり身に付いてしまいますから注意が必要です。
遊びなどで子ども自身に自由に決めさせて自主性を伸ばす事も大事ですが、違う場合もあることは毅然とした態度で示しましょう。

自分以外の誰かにも決定権があり、自分の意見が通らないこともあると3歳頃からなんとなく気付き始めだんだんと身に付きます。
それまでは根気強くぶれない対応を心がけましょう。