子育て

育児がつらい…育児ノイローゼかも?

育児って思い通りにいかなかったり、1人の時間をとりにくかったりでストレスが溜まることも多いですよね。

パパは仕事であんまり育児に参加できずワンオペ状態...
1人で息抜きをしたくても預ける場所がなく、ストレス発散の機会がない...
夜泣きが続いて睡眠時間も満足にとれず、鬱々とした気分から抜け出せない...
イヤイヤ期など、反抗的な子どもに疲れてしまっている...

ストレスが蓄積されることによって、普段なら怒らないことでも子どもに強く当たってしまい、自己嫌悪に。
自分を責めてまたストレスが溜まり…の繰り返しから抜け出せなくなってしまう辛い状況に。

この記事では育児ノイローゼにみられる特徴と共に、対処法なども合わせてご紹介していきます。

育児が頑張れない、、、そんなあなたの助けになれば幸いです。

育児ノイローゼ 7つの症状

イライラ・怒りやすくなる

些細なことで怒りすぎてしまったり、小さなことにもイライラしてしまいます。

子どもが楽しそうにふざけていても、テレビを見てても、歩いていても、なんだかいつもイライラ。
感情の抑えがきかず、怒りだしたら怒りを止められないようになります。

『なんでこんなに怒っちゃたんだろう...』と自分を責めてしまうことも。

無気力・やる気がでない

何をするにもやる気が起きず、ボーっとしてしまうことが増えます。

掃除しなきゃと思いつつも動けなかったり、『何もしたくない』『何も出来ない』そんな気持ちが強くなるようです。

鬱にも似た症状で「無気力感・脱力感」を感じることが多いです。
家が荒れてきたら、私は心が疲れているのかも?と自分に寄り添ってみてください。

興味がなくなる

今まで熱中していた物事にも興味がなくなってしまいます。

ヨガや映画鑑賞、熱心に取り組んできた習い事や趣味にも、行くのが億劫になったり、どうでもよく感じてしまいます。

子どもを可愛いと思えない

わが子を可愛いと思えず、自分の子なのに愛せていないんだろうか...と自己嫌悪に。

子どもが可愛くないなんて人には相談もしにくく、親失格なのではと自分を責めてしまいがちです。
ですが安心してほしいのは、このように特徴の1例に挙がるくらい世の中の親はこの現象を味わった経験があるということ。

誰にでも起こりうる事なので考えすぎないようにしましょう。

不眠症になる

夜寝付きが悪い、または夜中に目が覚めてしまうなどの症状。

ストレスや疲労により自律神経が乱れると、不眠などの症状が現れます。

夜泣きや寝ぐずりもあり、子育て中の親にとって睡眠時間は貴重ですよね。

慢性的な睡眠不足は体調不良や精神不安定の原因にも。

家から出なくなる

やる気が起きないのと似た感覚ですが、外に出る気力がわかず、引きこもる事が多くなります。

人間は太陽を浴びたり、自然を感じることでストレスの軽減をはかれますが、引きこもることで鬱々とした気分を引きずることに。
外出しないことで子ども自身もストレスの発散を家で行うため、一緒にいる親である自分がもっと辛くなってしまあます。

人と会いたくなくなる

引きこもりがちになり、人との関わりも避けるように。

人と会っても、楽しめないんじゃないか、疲れてしまうんじゃないかと、マイナス思考で考えるようになり足が重くなってしまいます。

子供や家族以外との人間関係も薄くなってしまい、さらに自分を追い詰めてしまう場合も。

なりやすい人の特徴・原因

完璧主義者

育児にも完璧を求めてしまい、思い通りにいかないことへのストレスを感じやすい人です。

ご飯はこれ位食べさせないと、、、 この時間には寝かさないといけないのに、、、など、
自分の決めたマイルールを破ることが出来ず、結果的に自身を追い込んでしまいがちです。

完璧主義者には臨機応変が苦手なタイプが多く、急な予定変更やルール変更を嫌うことが多いようです。
なので、自分を追い込むルールを作るのではなく、逃げ道を用意したゆとりあるルール作りをおススメします。

ご飯は○○g食べないといけない⇒ご飯をあまり食べないときは、フルーツを食べてくれればOK!
決めた時間に寝かせなくちゃ⇒明日お昼寝時間を多めにとろう。夜を早めに寝かせよう。

育児を「完璧にこなす」をゴールにするのではなく、「子どもと自分が笑顔で過ごせる」を目的にルールを作ることで、思い通りにいかないストレスも減るかもしれませんね。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠から産後は女性ホルモンは今までと違う働きをするため、バランスが崩れることで精神的にも不安定に。
妊娠中から緩やかに増加したホルモンは出産と共に急降下し、ほぼゼロの状態にまで低下します。
そのため、抜け毛や肌の乾燥といった体の変化から、産後うつや育児ノイローゼなどの精神的な症状も現れやすくなります。

頻繁に授乳する期間は女性ホルモンが抑えられますが、卒乳すると女性ホルモンが戻り、心身ともに落ち着くことが多いそうです。

ホルモンは自分でコントロールできないもの。また目に見えないからこそ家族にも伝わりにくいですよね。
1人で頑張ろうとせず、口に出して伝えることを意識したり、パパや家族の協力を求めてみましょう。

相談できる場所がない

友人や家族などの相談できる身近な人が近くにいない場合、アドバイスをもらったり話を聞いてもらう機会が少ないため、孤独感を強く感じてしまうことが多いです。

幼い子どもの育児中は、子どもにつきっきりで他との関係が薄くなってしまうことが少なくありません。
そして喋れない子ども相手だと「普通の会話」が出来ないので、「1人」をとても感じやすいですよね。

最近ではビデオ通話もしやすくなり、無料で話せるものも多いので、そちらを活用して話を聞いてもらうのもいいかもしれません。

また地域によっては自治体の運営する「子どもの遊び場」のようなものが多く点在しています。
そこで同じ悩みをもつ者同士はなしたり、スタッフの方に子どもとの関わり方を学んだりといい気分転換になりますよ。
私自身も育児ノイローゼぎみでしたが、このような遊び場のおかげで救われた経験があります。
ぜひ活用してみてくださいね。

最後に

「親だからちゃんとしなきゃいけないのに」と自分を責めてしまったり、思うように子どもを可愛がれなかったり、、、
頭での考えと、心での感じ方にずれがあると、とても苦しいし戸惑ってしまいますよね。

今は辛いとしか思えなくて、終わりも明確に見えないので暗い気持ちになってしまうでしょうが、子どもの成長と共に解決に向かっていくはずです。
私自身もボーっとしていると、涙がこぼれてきたり…と上記にあるような症状もあり、育児ノイローゼを経験しましたが今はとても元気に過ごせています。

心あたりが多い方は、限界をむかえて心が壊れてしまう前に、誰かに相談してリフレッシュしたり、心療内科を受診するなどしてみてくださいね。
自分を大事にすることが、子どもを大事に出来ることにも繋がります。

少しでもあなたの育児に笑顔が戻りますように祈っています。